3.27.2011

アメリカで良いお医者さんを探す

見つけたもの:
 http://www.vitals.com

お医者さん情報サイトー出身大学、経験年数、病院のランク、スペシャリティー、待ち時間まで知りたい事がほとんど書いてあります。他にもレビューサイトがありますが、ここまで詳細が載っているサイトはまだ見たことがありません。

アメリカで、自分にあった良いお医者さんを見つけるのは本当に至難の業!もう何度も失敗しています。最近では、歯医者さんからはインプラントの治療を途中で投げ出されました。(膿みがでた原因がわからないので、どうやって直していいのかわからないそうです。)婦人科では、3年前に前の先生が行った高度異形成の細胞を取り除く治療が時代遅れだったことに加え、その治療により定期検診の結果がちゃんと出なくなる可能性がある事を知らされてなく、検診の結果を信じてたため、またがん一歩手前まで進んでいる事に最近まで気がつきませんでした。細胞診(Biopsy)でCIN3がでて、今月Leepを受けました。またこの事については、別に書きたいと思っています。

お医者さん選びを、知り合いに勧めてもらったり、お医者さんのレビューサイトをくまなく読んだりして、ちゃんと選んだと思っていたのに。。。と、どうやってお医者さんを選んだらいいんだろう?と本当に悩みました。歯医者さんにほっぽり出された後、5人の違う歯医者さんに見てもらいましたが、十人十色の治療方針に何を信じていいのか、出口の見えない迷路に迷い込んでしまった感じで、ストレスで頭がおかしくなりそうでした。

知り合いの方の情報やWebの情報も、何を根拠に”いい先生”と言っているのか、ちゃんとした情報をもとに見極める必要があると気がつきました。インテリアの学校に行っていた時、才能がある人無い人、人柄がよく頼れる人、手が器用かどうかまで、クラスに行くだけでもたくさんの事がわかったので、そういう情報を得られればいいのにと思いましたが、そこまでは情報を集めるのは無理に近いですね。思いついたのは、お医者さんにお医者さんを紹介してもらう事でした。お医者さん同士のつながりで評判のいい先生を紹介してもらうことができました。

それから、Vitalのサイトは情報を集めるのにとても役に立ちました。 いろいろな角度からお医者さんを検索できるので、お医者さん選びに必要な情報ってこういうのも考慮するんだ〜と勉強になりました。自分の入っている保険名も入れてサーチができるのも便利です。

Vitalで得られる情報以外にも、先生の出た大学のレベルから、もっている資格の意味、所属しているオルガ二ゼーションの内容までちゃんと調べる事にしました。そうすると、例えば歯医者さんでは、AGDという組織があり、そこに所属している事が一つの安心要素になることがわかりました。そして、その組織のなかでも、AGD, FAGD (Fellow), MAGD (Master)と資格が3段階に分かれていて、Fellowになるには500時間以上、Masterになるとそれプラス600時間以上のクラス(そのうち400時間は実際にパフォームをするコース)を取っていなければなれないそうです。 素人の私たちが選ぶには、やはり先生のバックグラウンドチェックが一つの指針になると今では確信してます。

私の現在の歯医者さんは、MAGDをもっていますが、FAGDでも良い歯医者さんはたくさんいると言っていました。MAGDになるのには、歯科矯正のコースも含まれていて、必要ないと思う人が多いからだそうです。ちなみに、私をほっぽり出した歯医者さんは、インプラントのオルガニゼーション、AAIDの中でも4段階あるうちの最高の資格Diplomatesをもっている先生でしたが、AGDの資格は普通でした。インプラント自体はいいのですが、問題が起きた時、知識不足で対応できなかったという感じです。発見が遅れたため、インフェクション(膿みがでる)を起こし骨が溶けてしまうというインプラントでは最悪の状態になってしまいました。インフェクションが起こる前に、2回もなんかおかしいからと見てもらったんですけどね。他の先生によっての発見となりました。

先生選びに考慮する点リスト:

1、頼れる知識と豊富な経験があるか
2、その分野のスペシャリストであるか
3、医療や人に対しての情熱を忘れていないか。暖かい人間性
4、セミナーへの参加の頻度 最新の情報をとりいれたりしているか

豊富な知識や経験の中から、正確な診断をしてもらえるのがまず一番で、そして治療方法が最新であり、ベストである事が大事ですよね。情熱は、すべての良い医療の源になっていると思います。対応の仕方、良い人選、知識や技術を高めようとするのも情熱があるからだと思います。話を良く聞いてくれて、暖かく対応してもらえると、なんでも相談できる安心感と信頼感が持ててストレスが減ります!


 <歯科治療費のこと。賢くセーブ!>
保険の種類によっては、年間にとれるX線フィルムの枚数が決まっていたり、年間に使えるお金の上限があったりします。12月末で年度が切り替わるので、それも踏まえ上手に治療計画をたてた方が損をしなくて済みます。私の歯科保険は年間$2000の上限があったので、治療費の高い神経治療 (Root Canal)を12月末に、その被せ物(Crown)を次の年の1月にしました。

後は、普通インプラントは保険ではカバーされてませんが、保険によっては"Partial Denture"として補助が出たりします。私はこれにより$1815もかかるインプラントのクラウンとポストの部分が80%もカバーされて$488で済みました。私をほっぽり出した先生のところだと、この部分が$1599かかるところでした!これも、受付の人の保険の知識により、知っている人と知らない人の差がでます!

<緊急時の対応>
緊急の時、どんな対応をしてくれるのか知っておいた方がいいと思います。お医者さんによって違いが出ます。

私の経験ですが、婦人科でLeepの術後、普通は生理中のお腹が痛い感じが数時間続くだけで済むらしいのですが、私はたまたまその日が排卵日で、手術で使った器具により、卵のはいったcyst(嚢腫:のうしゅ)が破れたことにより、帰りの車の揺れにも耐えられないほどの痛みが出ました。何かあったらいつでも電話をしてきなさいと言われたので、時間外や週末でも電話往診をしてもらえましたし、お昼を返上して診察もしてくれました。そのドクターのオフィスはCIN3(高度異形成)の検査の結果が出たその日に電話をくれ、次の日に手術の予約を入れてくれました。その先生は人気があり普通の診察だと6ヶ月待ちです。でも、緊急対応をすぐにしてくれるので、安心できました。がんの進行が気になる人にはありがたいポリシーだと思います。産婦人科をかねている先生だとそういう訳にはいかないし、待ち時間も長くなりがちです。

<スペシャリティーの強み>
私の先生は婦人科専門で、がんをスペシャリティーにしています。Leepの機械を診察室に設けいて、麻酔も局部麻酔で済みました。他の先生の所では、別の病院の手術室で麻酔をして行うと言われたました。そうすると、手術代が高くなるし、待ち時間も長くなります。

<歯医者さん選びに参考にしてください>

歯医者さん:
AGD (American Academy of Implant Dentistry): http://www.knowyourteeth.com/findadentist/

デンタルインプラント
AAID (American Academy of Implant Dentistry):http://www.aaid-implant.org/patients_and_public/Find_a_Dentist.html
ABOI/ID (American Board of Oral Implantology/ Implant Dentistry) : http://www.aboi.org/diplomate.html#top
ICOI (International Congress of Oral Implantologists): http://icoi.org/find-a-dentist.php

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